アシュタンガヨガ ポーズガイド

Ashtanga Yoga Pose Reference – プライマリーシリーズの代表ポーズまとめ

指導・セルフプラクティス用の「さっと確認できるポーズ辞典」。
見出し:サンスクリット名・主な狙い・シンプルなキュー・注意ポイント。

太陽礼拝A Surya Namaskara A

呼吸と連動したウォームアップ。1日の始まりやクラス冒頭に最適。

タダーサナ(サマスティティ)
Samasthiti / Tadasana
立位・基本姿勢
狙い:姿勢のリセット・集中・呼吸の観察
足裏均等・脚を引き上げ・骨盤を中立・胸はふわっとオープン。
「足裏でマットを感じ、頭頂が空に伸びていくイメージでニュートラルに立つ。」
● 膝をロックし過ぎない/腰を反らせて胸を張りすぎないように。
ウールドヴァ・ハスタ・アーサナ
Urdhva Hastasana
立位・体側伸ばし
狙い:体側・胸・肩まわりを目覚めさせる
息を吸いながら腕を上に。肩はすくめすぎず、肋骨を前に突き出しすぎない。
「骨盤はそのままに、背骨がひとつずつ上に伸びていく感覚を味わう。」
ウットゥナーサナ(前屈)
Uttanasana
狙い:ハムストリングスの伸展・背面のリリース
足は腰幅or揃えて、膝は必要に応じて軽く曲げる。背中を丸めるより「股関節から折る」意識。
「吐く息で上体を倒し、頭と首の力は手放して、重力にゆだねる。」
● 腰に不安がある人は、膝をしっかり曲げてお腹と太ももを近づける。
アルダ・ウットゥナーサナ
Ardha Uttanasana
前屈ハーフリフト
狙い:背骨を長く保つ感覚・コアの軽い活性
「指先またはすねに手を置き、胸の中心を前に運びながら背中をフラットに保つ。」
チャトランガ・ダンダーサナ
Chaturanga Dandasana
アームバランス
狙い:腕・肩・体幹の強化
肘は脇の真横ではなく「肋骨に沿うように」後ろへ。肩は下がりすぎない位置。
「体を一直線に保ったまま、胸を前にスライドさせるイメージで低くなる。」
● 肩を痛めやすいので、きつい場合は膝をつく/プランクで代用。
ウールドヴァ・ムカ・シュヴァーナーサナ
Urdhva Mukha Svanasana
後屈・胸を開く
狙い:胸・肩前面・背骨前側を開く
「腕で床を押して胸を前上に。腰で反るのではなく、胸の中心から伸びていく。」
● 腰に不安がある場合は、ベイビーブジャンガ(小さなコブラ)で代用。
アド・ムカ・シュヴァーナーサナ
Adho Mukha Svanasana
逆さ・全身
狙い:背面全体の伸展・腕と脚のスタミナ・呼吸の安定
手は肩幅・足は腰幅。腰を高く、背骨を長く。かかとは床から浮いていてもOK。
「手でマットを前に押し、座骨を後ろ上に引き上げる。首は柔らかく保つ。」
★ 太陽礼拝Aは、呼吸と動きを一定のリズムで続けることがポイント。 1ラウンドを覚えたら、5ラウンドを目安に練習すると体が温まりやすくなります。

太陽礼拝B Surya Namaskara B

脚まわりと下半身の強化。ウットゥカタ・ヴィラバドラーサナ1などが追加。

ウットゥカタアーサナ
Utkatasana
脚・体幹強化
狙い:下半身の安定・体幹の活性
膝はつま先より前に出すぎない。お腹を軽く引き入れ、胸はつぶさない。
「椅子に腰かけるようにお尻を後ろへ。腕と胸は斜め前上へ引き伸ばす。」
ヴィラバドラーサナ1
Virabhadrasana I
脚・胸・集中
狙い:脚力・股関節の伸展・胸とマインドの力強さ
前脚は膝が足首の上。後ろ足のかかとをしっかり踏み、骨盤を正面に近づける。
「前脚で大地を踏みしめ、後脚で後ろから支え、上半身を縦に伸ばす。」
中級目安

立位ポーズ Standing Sequence

プライマリーシリーズのベースになる立位のアライメント確認用。

パールシュヴァコーナーサナ
Utthita Parsvakonasana
サイドベンド
狙い:体側の伸展・脚とコアの強化
「前脚の膝は90度を目安に。後ろ脚の外側の縁でマットを強く押し、上側の腕は長く伸ばす。」
● 首がきつい場合は、上の手ではなく床方向を見る。
トリコーナーサナ(三角のポーズ)
Trikonasana
側屈・バランス
狙い:脚裏の伸展・体側の伸び・軸の感覚
「腰から横にスライドしてから倒れる。胸を開き、両サイドの体を同じ長さに保つ意識。」
パールシュヴォッターナーサナ
Parsvottanasana
前屈・ハムストリングス
狙い:脚裏の強い伸展・集中力アップ
● 強い前屈なので、膝を柔らかくする/ブロック使用で負担を軽減。

座位ポーズ Seated Poses

股関節・ハムストリングス・背骨の柔軟性を育てるパート。

ダンダーサナ(杖のポーズ)
Dandasana
座位の基本
狙い:座位での軸作り・背筋の強化
「脚を前に伸ばし、かかとを押し出す。背骨を長く、みぞおちから上をやさしく引き上げる。」
パシュチモッターナーサナ
Paschimottanasana
前屈・リラックス
狙い:背面全体の伸展・神経系の鎮静
「つま先に届くかどうかよりも、呼吸を保てる範囲でゆっくり前屈。背骨を長く保つ意識。」
● 腰に違和感がある場合は、膝を曲げてお腹と太ももを近づける。
ジャーヌ・シールシャーサナA
Janu Sirsasana A
片脚前屈
狙い:片脚ずつのハムストリングス・腰背部の伸び
アルダ・バッダ・パドマ・パシュチモッターナーサナ
Ardha Baddha Padma Paschimottanasana
股関節・半蓮華
狙い:股関節の外旋・蓮華座への準備
● 膝に痛みが出やすいので、「膝ではなく股関節から」曲げることを徹底。

締めのポーズ Finishing Sequence

肩立ち・頭立ち・シャヴァーサナなどのクールダウン。

サーランバ・サルヴァーンガーサナ
Salamba Sarvangasana
肩立ち・逆転
狙い:逆転による循環の変化・神経系の鎮静
● 首に既往歴がある場合は指導者のもとでのみ/ブリッジや脚上げポーズで代用。
シールシャーサナ
Sirsasana
頭立ち(上級)
狙い:集中力・バランス・コアの強化
● 上級者向け。必ずウォームアップと十分な準備を行い、壁や指導者を活用。
シャヴァーサナ(屍のポーズ)
Savasana
リラックス
狙い:練習の統合・リラクゼーション
「全身の力を抜き、自然な呼吸を見守る。身体感覚と精神状態が静まるのを許す。」
★ アシュタンガでは「締めのシークエンス」もセットで練習。 体を鍛えるだけでなく、神経系を落ち着かせ、プラクティスを統合する時間として大切に扱われます。

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